致死率が極めて高い豚の伝染病、アフリカ豚コレラが韓国で初めて発生しました。
農林畜産食品部は17日、北西部の京畿道(キョンギド)坡州(パジュ)市でアフリカ豚コレラが発生したと発表しました。
それによりますと、坡州市の養豚場で豚5頭が死んだため、調査したところ、アフリカ豚コレラの感染を確認したということです。
農林畜産食品部は、発生した養豚場の豚およそ3950頭を殺処分するとともに、周辺一帯の消毒を行ったということです。
また、感染拡大を防ぐため、アフリカ豚コレラの危険情報を最高レベルの「深刻」に引き上げるとともに、京畿道からの豚の搬出を一時禁止するなどの緊急措置を取っています。
アフリカ豚コレラは人には感染しませんが、豚やイノシシが感染すれば致死率はほぼ100%で、ワクチンや治療薬はまだありません。中国などアジア各地で感染が広がっており、北韓でも5月末に確認されていますが、韓国での発生は初めてです。