メニューへ 本文へ
Go Top

2回目の米朝首脳会談に意欲 金正恩委員長が新年あいさつ

Write: 2019-01-01 10:28:47

Thumbnail : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は1日、新年のあいさつを放送し、「アメリカのトランプ大統領といつでも会う準備ができている」と述べ、2回目の米朝首脳会談に臨む考えを明らかにしました。
この新年あいさつは、朝鮮中央テレビが1日午前9時からおよそ30分間、伝えたもので、スーツ姿の金正恩労働党委員長が執務室のソファーに座って話す録画形式でした。
このなかで金正恩委員長は、「アメリカのトランプ大統領といつでも会う準備ができている」としたうえで、「完全な非核化の意思は変わっておらず、アメリカが相応の措置をとれば非核化は急ピッチで進展する」と述べ、アメリカの誠意ある対応を求めました。2回目の米朝首脳会談に前向きな姿勢を自身が示したのは初めてです。
一方で、金委員長は、「アメリカがわれわれの忍耐心について誤った判断をすれば、新たな道を模索せざるを得なくなる」として、北韓への制裁と圧力の姿勢を崩さないアメリカをけん制しました。
また金委員長は、「韓半島を恒久的な平和地帯にしたい」と語り、「休戦協定締結にかかわった国々が緊密に連携して平和体制構築に向けた多国間協議を積極的に進めるべきだ」と強調し、関係国に対して韓半島の恒久的平和体制構築に向けた取り組みを求めました。
さらに金正恩委員長は、韓国国民に対して「去年は、わが民族の主導的、積極的な努力によって韓半島で平和の機運が作られ、新たな局面を迎えた歴史的な年だった。平和繁栄の歴史を築き上げるため心をひとつにした南の同胞にあいさつを送ります」と述べ、融和の姿勢を強調しました。
そして金委員長は、南北協力のシンボルとして2004年に操業開始したものの朴槿恵(パク・クネ)前政権で中断措置が取られている開城工業団地や、2008年から中断している金剛山観光事業を前提条件なしで再開する意向を明らかにしました。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >