昨年の失業者数は17年ぶりに最も多くなりました。
就業者数の増加は10万人にも及ばなかったことが分かりました。
統計庁が9日に発表したまとめによりますと、昨年の年間就業者数は2682万2000人で、前の年より9万7000人増えました。
就業者数は増えましたが、2009年以来、最も少ない増加幅となりました。
一方で昨年の失業者数は107万3000人に上りました。
就業者数は、昨年に比べて10万人以下の増加にとどまりましたが、失業者数は2000年以降、17年ぶりに最も多くなりました。
統計庁雇用統計課の関係者はこうした傾向について、人口増加率の鈍化、製造業の不振、自営業者の減少、中国人観光客の減少など、複合的な原因が作用したと説明しました。