韓国の一人当たりの国民所得(GNI)が、去年、初めて3万ドルを超えました。
韓国銀行が5日発表したところによりますと、去年の一人当たりの国民所得は3万1349ドルで、初めて3万ドルを超えました。
ウォン建てでは3449万ウォンで、前の年に比べて2.5%増えましたが、ウォン高ドル安が進んだことで、ドル建ての国民総所得の伸び率は、5.4%となっています。
人口5000万人を超える国のうち、国民所得が3万ドルを超える国は、これまでアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス、イタリアの6か国だけでした。
これら6か国では、国民所得が2万ドルを超えてから3万ドルを達成するまでに平均9.7年がかかりましたが、韓国は、グローバル金融危機などの影響でこれより長い12年かかったと、韓国銀行は説明しています。