北韓の国営メディアは、２回目の米朝首脳会談のためベトナムを訪れていた金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が専用列車で平壌（ピョンヤン）に到着したと報じました。
北韓の朝鮮中央通信は5日、金正恩国務委員長が2回目の米朝首脳会談とベトナム訪問を成功裏に終えて、5日午前3時、専用列車で平壌に到着したと報じました。
一方、アメリカ国務省のビーガン北韓担当特別代表と北韓問題を担当するマーク・ランバート国務次官補代理代行が、米朝首脳会談決裂後、その足で北京に移動し、中国側と協議したもようです。
中国消息筋によりますと、ランバート氏は、2日、北京のアメリカ大使館で中国政府関係者と会い、米朝会談の結果を説明したということです。
こうしたなか、金正恩委員長が、15日から22日の間に中国を訪問し、習近平国家主席と会談するとの見方が出ています。
中国では、全国人民代表大会が15日に閉幕し、習近平国家主席は22日に中国を発って27日頃にトランプ大統領と首脳会談を行う予定で、米中首脳会談が行われる前に中朝首脳会談を行いたい金正恩委員長としては、15日から22日の間に北京を訪問し、今後の対応について協議する可能性が高いとみられています。