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北韓制裁委員会専門家パネル 「瀬取りで核プログラムを維持」

Write: 2019-03-12 13:08:54

Thumbnail : YONHAP News

北韓が「瀬取り」と呼ばれる洋上密輸取り引きによって国際社会の制裁を逃れ、核開発プログラムを維持していることが国連による調査でわかりました。
アメリカの経済紙「ウォール・ストリート・ジャーナル」は、国連安全保障理事会の北韓制裁委員会の専門家パネルがまとめた報告書が 今週中に安全保障理事会に提出される予定だと報じました。
北韓に対する制裁の履行状況をまとめた報告書のなかで、専門家パネルは、北韓が、洋上で船から船へ船荷を積み替える「瀬取り」によって、石油製品の輸入や石炭の輸出を増やしていると指摘しています。
また北韓はシリアの武器密売業者などを通じて、イエメンの反政府軍やリビア、スーダンに小型火器の不法輸出を行ってきたと指摘しました。
報告書では、こうした密輸によって、国連の制裁の実効性が大きく損なわれ、北韓の核開発や弾道ミサイルプログラムが維持されていると指摘しています。
また、北韓のウラン濃縮のため、極秘で遠心分離機をアジア企業と個人を通して購入しようとしたとして、専門家パネルはこの企業と個人に対する調査を続けていると明らかにしました。
報告書は、また、「北韓は、アメリカの軍事行動に備えてミサイル関連施設を数箇所に分散させていて、民間施設の平壌国際空港もそのうちの一つとされる」としています。
専門家パネルの報告書は、北韓への制裁の履行や実効性について安保理がまとめる総合的な評価として、毎年2回、発表されます。

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