アメリカのポンペイオ国務長官は現地時間の14日、ロシア南部のソチでプーチン大統領と会談し、北韓問題で両国が同じ目標を共有しているという認識を示しました。
AFP通信によりますと、ポンペイオ長官は14日、プーチン大統領との2時間近くにわたる会談のあと、記者団に対して、「アメリカとロシアは同じ目標を共有している。われわれが協力策を見出すことが大事だ」と述べたということです。
ポンペイオ長官はまた、「プーチン大統領はアメリカがリードするということを理解している。私は米ロが協力できるポイントはあると考えている」と話しました。
今回の会談は、プーチン大統領と北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の極東ウラジオストクでの会談からおよそ3週間後に開かれました。
ポンペイオ長官はプーチン大統領との会談に先立ち、ラブロフ外相と3時間あまり会談し、韓半島の非核化交渉などについて議論しました。 会談でアメリカは、北韓の非核化が実現するまで制裁を維持するというこれまでの立場を堅持し、ロシアは北韓の体制保障を強調しました。
またロシアは、非核化の範囲を韓半島全体に拡大すべきだと主張し、アメリカのいわゆる「核戦略資産」の韓半島への展開に反対してきた北韓の立場を支持しました。