先週末に韓国を襲った台風13号によって、3人が死亡し、24人がけがを負ったことがわかりました。
中央災害対策本部の集計によりますと、忠清南道（チュンチョンナムド）保寧（ポリョン）で70代の女性が強風に飛ばされ死亡するなど、3人が死亡し、24人が負傷したということです。
また強風で倒れた農作物の被害が7100ヘクタールに及んだということです。
施設や建造物の被害は合わせて3600か所に及び、16万世帯で停電被害が発生しましたが、その後、ほとんどが復旧しています。
一方、北韓でも、台風13号によって5人が死亡するなど、被害が発生したことがわかりました。
朝鮮中央通信は8日午後、台風13号の被害状況を報じました。
それによりますと、5人が死亡し、3人が負傷したということです。
また4万6000ヘクタールの農耕地が浸水などの被害を受けたということです。
台風13号は、北韓の最大の穀倉地帯とされる黄海道（ファンヘド）に上陸し、8日午前0時にロシアに抜けました。復旧作業で被害の集計が進めば、被害規模はさらに大きくなるとみられます。