アメリカのトランプ大統領は、北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の妹、金与正（キム・ヨジョン）党第1副部長が親書を受け取ったと発表した翌日の現地時間の22日、記者会見で記者から「金正恩氏に新型コロナウイルスに対する協力を申し出る親書を送った」ことについて質問されると、「我々はもし助けが必要なら、多くの国に協力する」としたうえで、「北韓やイランなどを助けることができれば、光栄だろう」と述べました。
これと関連して、国連安全保障理事会の対北韓制裁委員会は先月、体温計や人工呼吸器など新型コロナウイルスに関連する製品の輸入を制裁対象から外すことを承認しています。
北韓は公式的には感染者はいないとしていますが、アメリカから防疫物資が支援される場合、膠着状態にある米朝間の対話と協力が始まるきっかけにもなると注目されています。