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韓国国務総理がイラン副大統領と会談 凍結資金の問題で議論

Write: 2021-04-12 15:03:02

Thumbnail : YONHAP News

イランを訪れている丁世均(チョン・セギュン)国務総理は、イランのジャハンギリ第1副大統領と会談し、アメリカの制裁により韓国の銀行に凍結されているイランの資金問題など両国の懸案について議論しました。 
韓国の国務総理がイランを訪れるのは44年ぶりです。
丁総理は、11日、大統領専用機でテヘラン入りし、エスラミ道路交通・都市開発相らの出迎えを受けました。
到着後、丁総理は、ジャハンギリ副大統領と会談し、その後、共同記者会見を行いました。
ジャハンギリ副大統領は、会見で、イランが韓国に販売した石油製品の代金70億ドルに対する凍結解除を改めて求めました。
新型コロナウイルスの感染が拡大する状況で、資金が凍結され、特に被害が大きかったと話しました。
これに対して丁総理は、凍結解除に向けた韓国の努力について説明し、新型コロナの克服に向けた協力と人道的貿易を拡大する方針を示しました。
またイラン核合意の当事国間で建設的な対話が進むよう、側面から支援する用意があると述べました。
資金凍結の問題は、アメリカの制裁と直結することから、韓国政府が独自に解決策を出すことはできないため、アメリカやイランなどイラン核合意の当事国同士で、合意の復元に向けた交渉が必要です。
丁総理は、イランに3か月間にわたって抑留されていた韓国船籍の石油タンカー「韓国ケミ号」が、ホルムズ海峡で自由に航行できるよう保障が必要だと強調しました。
イランは2010年、韓国の市中銀行にイラン中央銀行名義の口座を開設し、原油の輸出代金などを受け取っていましたが、アメリカがイラン核合意から離脱した2018年以降、アメリカの経済制裁によって資金が凍結されました。
イランに抑留されていた「韓国ケミ号」の船長は現地時間の9日、無事釈放されましたが、抑留の背景とされるイラン資金の凍結問題は課題として残っています。
丁総理は、イラン訪問2日目の12日、イラン国会議長や最高指導者顧問と面談するほか、イランに進出した韓国企業との懇談会を開く予定です。

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