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北韓が発射したのは極超音速ミサイル 700キロ先に命中と報道

Write: 2022-01-06 10:29:06

Thumbnail : YONHAP News

北韓が5日朝、内陸部から東海に向けて飛ばした飛翔体について、北韓の朝鮮中央通信は6日、極超音速ミサイルの発射実験を行い、700キロ先の標的に命中したと報じました。
それによりますと、北韓の国防科学院は5日、極超音速ミサイルの発射実験を行い、発射後に分離した弾頭部分は700キロ先に設定した標的に誤差なく命中したとしています。
また実験には、党中央委員会の軍需工業部や国防・科学関係部門の幹部らが出席しましたが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は出席しなかったということです。
北韓は、極超音速ミサイルの発射実験を、去年9月に初めて行っており、今回の実験は、およそ3か月ぶりです。
朝鮮中央通信は、今回の発射実験によって、ミサイルの制御や姿勢の安定性を改めて確認するとともに、新たに導入した水平を保ったまま左右に変則飛行する「側面機動」技術の能力も評価したとしています。
さらに冬の厳しい気候条件のもとでの「燃料アンプル化系統の信頼性」も検証できたということです。
そして極超音速ミサイルの発射実験の相次ぐ成功は、戦略兵器のもっとも重要な課題を実現した戦略的意義を持つと述べています。
韓国軍の合同参謀本部は、北韓が5日午前8時10分ごろ、内陸部の慈江道(チャガンド)から東の海、東海に向けて弾道ミサイルと推定される飛翔体1発を発射したのを捕らえたと発表しています。
極超音速ミサイルは、弾道ミサイル本体から分離した滑空弾頭部が音速の5倍以上の速度で低空飛行するため、迎撃が極めて難しいとされます。
北韓の今回の発射実験は、去年から強調してきた国防力強化の一環とみられます。
北韓は去年1月の労働党党大会で、極超音速ミサイルの研究開発を戦略兵器に関する5つの最優先課題の一つに掲げていました。
韓国軍の合同参謀本部は、北韓が去年初めて発射したときは、北韓の極超音速ミサイルは開発の初期段階で、実戦配備にはかなりの時間がかかりそうだという見方を示していました。

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