韓国の7人組男性アイドルグループ、BTS＝防弾少年団は14日、グループとしての活動を一時中断し、ソロ活動に専念すると明らかにしました。
グループの解散ではありませんが、世界的な人気を誇り、全盛期にあることを踏まえると、世界の音楽界とポップカルチャーに大きな波紋を及ぼすものとみられます。
BTSは14日夜、動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて、グループとしての活動を一時中断する意向を明らかにしました。
リーダーのRMは、「わたしたちが立ち止まって、休んだとしても、それはこれからの多くの時間のためだ」と話し、グループの解散ではないと強調しました。
また、グループ活動を中断する背景として、チームとしての活動に埋没して目を向けなかった「個人の成長」を挙げ、今後はソロ活動に専念する意向を示しました。
2013年のデビュー以来、9年間休まず走り続けてきたことで疲れが溜まっている状況で、個人のアイデンティティーの回復と成長のための休息が必要だと判断したものとみられます。
BTSは今月10日、グループ活動の「チャプター１」をまとめるアルバム「Proof」をリリースし、売り上げ枚数が200万枚を突破しました。
2013年にデビューしたBTSは、2015年に韓国の音楽番組で初めて1位を獲得したほか、2016年には韓国の音楽授賞式で大賞に輝き、トップに上り詰めました。
そして翌年の2017年には、海外でも人気を集め、K-POPを代表するワールドスターの仲間入りを果たしました。