ロシア国防省が、ウクライナ側で外国人傭兵として戦闘に参加した人のなかに、「韓国人13人がいて、このうち4人が死亡した」と発表したことについて、外交部は事実関係を確認中だとしています。
聯合ニュースが18日に報じたところによりますと、ロシア国防省は17日、ウクライナ侵攻が始まった2月24日以降に、ウクライナへ入国し戦闘に参加した外国人傭兵について、人数と出身国をまとめた資料を公開しました。
それによりますと、韓国からも13人が入国し、このうち4人が死亡、8人がウクライナを離れ、1人が現在も滞在しているということです。
ただ、氏名などの情報は明らかにされておらず、資料の信ぴょう性は不明です。
韓国政府は、宣伝用の虚偽の資料である可能性が高いと判断していて、外交部の関係者は、「情報そのものが正確かどうか確認が難しい。事実関係を確認中だ」としています。
韓国では、ロシアの侵攻が続くウクライナで外国人部隊に加わっていた元韓国海軍特殊部隊(UDT・SEAL)大尉のイ・グン氏が韓国に帰国後、旅券法違反の疑いで警察の取り調べを受けています。
戦闘で負傷したとされるイ氏は先月27日、治療のため韓国に帰国し、現在は出国禁止の状態となっています。