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韓国製新型コロナワクチンが近く承認の見通し

Write: 2022-06-27 13:46:45

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中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は27日午前0時までに新たに3429人が確認されました。 
新たな感染者数は1週間前の20日に比べて104人少なく、減少傾向が続いていますが、減少ペースは鈍化しています。
これについて防疫当局は、「ワクチン接種や自然感染から時間が経ち、免疫力が落ちてきているため、減少ペースの鈍化は避けられない」と説明しています。
こうしたなか、韓国の製薬大手SKバイオサイエンスが開発した新型コロナウイルスの初めての国産ワクチン「スカイコビワン(SKY Covione)」が近く食品医薬品安全処から承認される見通しです。
食品医薬品安全処は27日、SKバイオサイエンスが開発した新型コロナウイルスワクチンについて、中央薬事審議委員会に諮問した結果、「安全性と効果の両方で適合する」との答申が示されたということです。
まず、効果については、すでに許可されているアストゼネカ製のワクチンと比較した結果、2回接種後に形成された「中和抗体」、つまり体内に入ってきたウイルスや細菌を排除し感染を防ぐ中和作用のある抗体の量が2.93倍だったということです。
また、抗体が作られる割合を意味する血清転換率は10%ポイント以上高くなっています。
安全性の面では、接種後に疲労や筋肉痛、発熱などの副反応がみられたものの、許容範囲だということです。
食品医薬品安全処は、今回の諮問結果を総合的に検討し、近く最終承認委員会を開いて品目許可を出すかどうかを決める方針です。
新たな変異株の流入などによる再流行が懸念されるなか、ワクチンを国内で開発・生産し、適時に接種できる能力、いわゆる「ワクチン主権」の確保につながるか注目されます。

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