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消費者物価指数6%の上昇 通貨危機以来

Write: 2022-07-05 11:18:08

Thumbnail : YONHAP News

先月6月の韓国の消費者物価指数は6.0%の上昇となり、1990年代末のアジア通貨危機以来となる上昇率を記録しました。
統計庁によりますと、先月の消費者物価指数は108.22となり、去年6月に比べて6.0%上昇ました。
消費者物価指数の上昇率が6%を超えたのは、1998年11月、アジア通貨危機のときの6.8%以来のことで、およそ24年ぶりです。
消費者物価指数は、去年10月から5か月間は3%台の上昇率を示していましたが、ことし3月と4月には4%台、5月には5%台を超え、急激な上昇が続いています。
品目別に見てみますと、軽油が50.7%、ガソリンが31.4%、灯油は72.1%上昇しています。
また電気と都市ガスも、11%ずつ上昇し、水道料金は3.7%上昇しました。
農畜水産物の価格も、豚肉が18.6%高騰したのをはじめ、輸入牛肉が27.2%、ブドウ31.4%、白菜35.5%と値上がりしています。
企画財政部は「景気懸念が強まるなか、ロシア産原油の価格上限設定が導入される可能性が浮上したことで原油高がさらに拡大し、農産物も野菜が5か月ぶりに上昇に転じた」と説明しています。
一方、生活物価指数は、購入頻度や支出の割合が高い品目で構成されているため、前の年より7.4%の上昇となり、消費者物価指数と並んで1998年11月以来の上昇率となりました。
また、生鮮食品を除いたコア物価指数の上昇率は4.4%で、2009年3月(4.5%)以降で最も高い数値となりました。
企画財政部は「ロシアによるウクライナ侵攻の長期化やグローバル供給網の滞りなどで、エネルギー価格と穀物価格が上昇しているため、当分は厳しい物価条件が続く可能性がある」と分析しています。

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