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韓国の月探査衛星「タヌリ」 米フロリダへ輸送始まる

Write: 2022-07-05 11:41:07

Thumbnail : YONHAP News

韓国初の月探査衛星「タヌリ」を打ち上げるための、韓国からアメリカへの輸送がスタートしました。
科学技術情報通信部が5日、明らかにしたところによりますと、タヌリは5日午前、大田(テジョン)の韓国航空宇宙研究院を、コンテナに収納されて出発し、打ち上げが行われるアメリカ・フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地に向かっています。
タヌリは、温度と湿度を保ち外部からの衝撃を吸収することができる特殊なコンテナに入れられ、仁川(インチョン)国際空港からアメリカのオーランド国際空港まで飛行機、その後は陸路で輸送され、7月7日に発射場に到着する予定です。
発射場到着後は、およそ1か月間にわたり状態のチェック、燃料の注入、ロケットとの結合など打ち上げの準備を行い、8月3日にアメリカの宇宙企業「スペースX」の「ファルコン9」に載せられて打ち上げられる予定です。
打ち上げられたあとは、4か月間にわたって航行し、12月にNASAとの協力のもと、太陽や月、地球の重力を利用する月軌道転移方式(BLT)で月の軌道に乗る予定です。
月軌道転移方式は、ほかの軌道より移動距離は長くなりますが、天体の重力を利用するため燃料を節約することができます。
タヌリは軌道に乗ったあと1年間、月の上空100キロを周回しながら着陸候補地を探索するとともに、宇宙インターネット技術の検証などの科学任務を遂行します。

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