尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領は、スイス訪問2日目の現地時間の18日、グローバル企業のCEO=最高経営責任者らを招いて昼食会を開き、韓国への投資を呼びかけました。  
 
昼食会には、IBM、クアルコム、JPモルガン・チェースなどグローバル企業15社のCEOが出席し、サムスン、SKなど韓国の大企業6社の代表も参加しました。
 
尹大統領は、自らを「韓国の営業マン第1号だ」と紹介し、規制緩和の可能性を示唆したうえで、「韓国市場は開かれている」と強調しました。
 
大統領室によりますと、尹大統領のこうした活動の成果として、世界大手の風力発電機メーカー、デンマークの「ベスタス」が、韓国に3億ドルの投資を発表したということです。
 
「ベスタス」は、アジア太平洋地域の本部をシンガポールから韓国に移転するほか、風力発電機の主要部品を生産する工場を韓国につくり、そこからアジア太平洋地域に輸出する方針だということです。
 
尹大統領は現地時間の19日午前、ダボス会議で演説し、サプライチェーンの強化やクリーンエネルギーへの切り替えなどに向けた連携を呼びかける予定です。
 
会議の後、チューリッヒ工科大学を見学し、今回の歴訪日程を終えます。