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李仲燮の未公開絵画特別展 西帰浦

Write: 2021-09-07 14:23:14

Thumbnail : YONHAP News

韓国の国民的画家、李仲燮(イ・ジュンソプ)の、これまで公開されていなかった絵画が、済州道(チェジュド)西帰浦市にある李仲燮美術館で公開されています。
今回公開された「ソプ島が見える風景」などは、李仲燮が西帰浦に滞在したころに描き、サムスン電子の故李健熙(イ・ゴンヒ)会長が所蔵していたのを遺族が寄贈したもので、西帰浦市は5日から、李仲燮美術館で特別展「70年ぶりの西帰浦(ソギポ)への帰郷」を始めました。
李仲燮は韓国戦争さなかの1951年に、家族を連れて西帰浦に避難し、1年間、間借りした狭い部屋で制作活動を続けました。
李仲燮は、生活に困窮するなかでも、妻の日本人女性、山本方子さんと2人の息子とともに、戦争という現実から離れ、海辺でカニや魚を捕まえながら過ごした、家族との幸せな思い出をキャンバスに描きました。
これ以降、李仲燮の作品には、牛、鳥、子ども、魚、カニなどがモチーフとして登場するようになりました。
この展示会は、来年3月6日まで開かれ、「ソプ島が見える風景」など、油絵6点と水彩画1点、たばこを包んでいた銀紙に書いた絵の「銀紙画」2点、はがき絵3点の、合わせて12点が展示されています。
日本にいる李仲燮の次男、山本泰成さんは、「作品が70年ぶりに西帰浦に戻り、父もとても喜んでいると思います」と、特別展の開催を祝うメッセージを寄せました。
今回の故李健熙会長の寄贈によって、李仲燮美術館は李仲燮の絵画60点と、パレットなど李仲燮の遺品37点の、合わせて97点を所蔵することになりました。

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