韓国東部の江原道(カンウォンド)高城郡(コソングン)の民間人の立ち入りが制限されている軍事境界線付近で、16日午前、不審者一人が見つかり、韓国軍が拘束して取り調べを行っています。
韓国軍によりますと、16日朝、高城郡猪津(チェジン)の海岸にある東海検問所付近の監視カメラに人の動きがとらえられたということです。
韓国軍は、敵の侵入が予想されたり、局地的に脅威状況となった際に発令する準備態勢警報を出して、捜索に当たり、不審者を拘束しました。
不審者が捕まった場所は、韓国軍の監視所の鉄さくの南側で、この人が北韓から来たとすれば、軍事境界線を越えて鉄さくを通過するまで韓国軍がとらえられなかったことになります。
不審者は朝鮮語を使っているとされ、現在、韓国軍と合同参謀本部は、この人が北韓から来たのか、それとも韓国側から越境を図ったのかなど、移動経路や動機などについて取り調べを行っています。