新型コロナウイルスの新たな感染者は、14日午前0時までに3万9196人が確認され、1日の新たな感染者数は3日連続で4万人前後となっています。
これは先週の同じ曜日の2倍以上に増えています。
このうち国内での感染は3万8858人、残りの338人は海外からの入国者でした。
海外からの入国者の感染は2日連続300人台で、これは変異株のオミクロン株が広がり始めたことし1月中旬並みです。
政府は再流行の時期が、予想より2か月ほど早まるものとみています。
そしてこの流行が来月あたりにピークを迎えれば、重症患者は１日1000人台、1日の死者数は100人を超えると予想されています。
このため政府は全国の上級病院との懇談会を開き、病床の準備状況を点検しました。
また感染者が１日20万人ほどに増えても対応できるよう、全国の上級病院に病床確保への協力を要請しました。
これとともに政府は、韓国の製薬大手SKバイオサイエンスが開発した国内初の新型コロナウイルスワクチンの「スカイコビワン（SKY Covione）」の商用化にも乗り出しています。
「スカイコビワン」は、1回目と2回目の接種向けに承認されたため、まだ１回も接種を受けていない人を対象に接種されます。
政府はSKバイオサイエンスとの間で、ことし3月に「スカイコビワン」1000万回分の供給契約を結んでおり、予防接種専門委員会での検討を経て、具体的な接種日程を立てる方針です。