サッカーワールドカップのカタール大会でプレーする韓国代表を応援するため、ソウルで街頭応援が行われることになりました。 
 
ソウル市は22日、サッカー韓国代表の公式サポーター団体「赤い悪魔」が17日に提出した光化門（クァンファムン）広場の使用申請について、条件付きで許可したと明らかにしました。
 
それによりますと、▲夜間の安全確保、▲円滑な動線管理、▲非常事態への迅速な対応など、鍾路（チョンノ）区の安全管理基準を守る条件で広場の使用を許可したということです。
 
使用期間は23日から来月3日までで、「赤い悪魔」は、1次リーグが行われる24日と28日、12月2日、光化門広場に大型スクリーンを設置し、街頭応援を行う計画です。
 
「赤い悪魔」によりますと、ロシア大会当時の3倍を上回る340人の安全管理スタッフを配置するほか、複数の大型スクリーンを追加で設置するなどの工夫で、できるだけ人が密集しないようにする計画だということです。
 
ソウル市も総合管理センターを現場に設置し、市や自治体などから276人を配備し、会場のパトロールや非常事態の対応、近くの駅の安全管理などを行う方針です。
 
一方、今回のワールドカップの街頭応援をめぐっては、ソウル・梨泰院（イテウォン）の転倒事故を受けて、大韓サッカー協会が中止を決めていました。
 
賛否両論あるなかで、「赤い悪魔」は、「梨泰院転倒事故の悲しみを経験した国民たちに街頭応援を通じて元気を受け取ってほしい」としています。