半導体価格の低迷にもかかわらず、半導体の生産量や輸出量は、過去最大だった去年を上回ったことがわかりました。
産業通商資源部と韓国貿易協会によりますと、先月1日から25日までの半導体の輸出量は暫定で、去年より16%増えて、2557トンだったということです。
半導体の輸出量はことし7月から4か月間、上昇を続けています。
またことし7月から10月期の半導体の生産量は前の年の同じ期間に比べて8%以上増えました。
しかし、ＤRAMやNAND型フラッシュメモリなどの値下がりで、ことし1月からの半導体の輸出額は、前の年に比べて26%以上減って、789億6500万ドルとなりました。
韓国産業研究院は、「去年9月からことし2月まで急激に減少していた半導体の輸出が徐々に持ち直し、7月からは緩やかに回復している」と説明しています。
また来年の見通しについては、「世界の半導体市場が低迷期から成長期に切り替わり、韓国の半導体の輸出もおととし並みまたはそれを上回る可能性がある」と楽観的な見方を示しました。