韓国の6月の消費者物価の上昇率は横ばいで推移し、1か月ぶりにマイナスから回復しましたが、物価安の基調は続いています。
統計庁が2日、まとめた資料によりますと、6月の消費者物価指数は104.84で、去年の6月とほぼ同じでした。
数値には0.01%の差がありますが、統計庁によりますとILO=国際労働機関の規定では小数点第一位までを公式物価とするため、物価上昇率は0.0%だということです。
ことしに入って消費者物価の上昇率は1%台に上がっていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大以降、再び0%台となり、5月にはマイナス(-0.3%)を記録しました。
1か月でマイナス物価からは脱しましたが、国際原油価格の下落などの影響で依然として物価安基調が続いています。
一方、政府が新型コロナウイルスの影響で委縮した消費を後押しするために給付した緊急災害支援金の効果で、農畜産物や水産物の価格は4.6%の上昇を記録しました。