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金正恩妹の与正氏 初談話で青瓦台を強く批判

Write: 2020-03-04 11:37:24

Thumbnail : YONHAP News

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長は3日夜に発表した談話で、北韓が2日に行った火力打撃訓練について「自衛のための行動だ」とし主張し、訓練の中断を求めた韓国を強く非難しました。
北韓の朝鮮中央通信は3日午後10時半、「青瓦台の浅はかな考え方に驚いた」と題した金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長の談話を発表しました。
金委員長を代弁する役を果たしている金与正氏が党中央委員会第1副部長の肩書きで談話を出したのは、2012年に金正恩政権が発足して以降初めてです。
金第1副部長は談話を通して、北韓が2日に飛翔体2発を発射したのは、「誰かを脅かすためではなく、自衛のためだ」と主張しました。
そのうえで、青瓦台が北韓に強い遺憾を示し訓練の中断を求めたことに対して「分不相応でふざけた行動だ」と強く批判しました。
また、今月初めに実施される予定だった韓米合同軍事演習が延期された理由について「韓国で新型コロナウイルスの感染が広がっているからであって、平和や協力に関心のない青瓦台が決めたことではない」と主張しました。
これに先立ち青瓦台は、北韓が2日にミサイルを発射した直後に鄭義溶(チョン・ウィヨン)大統領府国家安保室長の主宰で「緊急関係長官会議」を開き、北韓の行動が韓半島の軍事的緊張の緩和に向けた取り組みに貢献しないとして、訓練の中断を求めました。
金第1副部長は、2年前に開催された平昌冬季オリンピックをきっかけに韓国を訪問し、北韓のメッセンジャーの役割を担ってきただけに、今回青瓦台を直接批判したことで、今後南北関係にもある程度の影響が出る可能性があるという見方も出ています。

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