メニューへ 本文へ
Go Top

北韓商船の境界線侵犯で韓国が警告射撃 北韓は対抗射撃

Write: 2022-10-24 12:56:45

Thumbnail : KBS News

北韓の商船が24日午前、韓半島西の海、西海(ソヘ)の軍事境界線にあたるNLL=北方限界線の南側に入ったため、韓国軍が警告射撃で退去させましたが、これに対して北韓は、韓国の艦艇が取り締まりを口実にNLLを超えてきたと主張し放射砲射撃を行ったことがわかりました。  
 
合同参謀本部によりますと、北韓が24日午前5時15分ごろ、南西部の黄海南道(ファンヘナムド)の竜淵郡(リョンヨングン)付近から放射砲10発を発射したということです。
 
砲弾は韓国の領海には着弾していないということです。
 
合同参謀本部は、NLLを侵犯した北韓の商船に対する正常な作戦措置に対して、北韓が放射砲射撃を行ったのは、2018年9月の南北軍事合意に明白に反する挑発だと非難しました。
 
北韓の商船は24日午前3時42分ごろ、西海の白翎島(ペンニョンド)の北西方面から侵入しました。
 
合同参謀本部はこの船に対して警告の通信と射撃を行い退去させました。
 
しかし、これに対して、北韓の朝鮮人民軍総参謀部の報道官は、韓国の艦艇がNLLを侵犯したと主張したうえで、「地上での砲撃による挑発に続き、海上侵犯まで行っている敵に再び厳重に警告する」と表明しました。
 
韓国軍当局は、北韓が相次ぐ弾道ミサイルの発射、軍事境界線に近づく威嚇飛行、南北軍事合意で禁じている海上の緩衝区域への砲射撃などの挑発に続いて、NLL付近で意図的に軍事的緊張を高めている背景には、さらなる挑発の口実をつくる狙いや、韓国側の準備態勢を確かめる狙いがあるとして注意深く見守っています。

★2023年5月1日修正

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >