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北韓が軍事作戦の発表内容 韓国軍は「事実と異なる」

Write: 2022-11-07 13:41:19

Thumbnail : YONHAP News

北韓の朝鮮人民軍総参謀部は7日、韓国とアメリカが先月31日から今月5日にかけて行った大規模な空軍訓練「ビジラント・ストーム」に対抗し、2日から5日に軍事作戦を実施したと発表しましたが、その内容については韓国軍の分析と大きく異なる点が出ています。 
 
北韓は、この期間中に発射した弾道ミサイルや多連装ロケット砲などについて、日付別に詳細を伝えています。
 
ただ、北韓は2日午前に弾道ミサイル3発を韓半島東の海、東海(トンへ)に向けて発射し、そのうち1発が韓国が海上の軍事境界線と位置付けるNLL=北方限界線を越えて韓国の領海近くに着弾しましたが、このミサイルの発射への言及はありませんでした。
 
逆に、韓国軍が対抗措置としてNLLの北側にミサイル3発を撃ち込んだことは発表に含まれています。
 
北韓はまた、韓国への報復として、同日2日の午後に北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)からおよそ590キロの射程で戦略巡航ミサイル2発を発射し、韓国の南東部、蔚山(ウルサン)沖の公海上に着弾させたと主張しました。
 
これについて韓国軍は、「事実とは違い、確認されたものはない」と否定しています。
 
また、北韓は、翌3日に、ICBM=大陸間弾道ミサイルを発射し、ミサイルは2段目の推進体を分離した後に失速して墜落し、韓国とアメリカは、実験は失敗したと分析しています。
 
これについては、朝鮮人民軍総参謀部は、「敵の作戦指揮体系を麻ひさせる特殊機能弾頭部の検証」のために弾道ミサイルの発射実験を行ったと発表し、墜落については明らかにしていません。
 
韓国軍の合同参謀本部は「北韓がICBMが正常に飛行しなかったことを報じなかったことに注目している。これまでの評価の結果に変化はない」としています。
 
一方、合同参謀本部は6日、東海のNLLの南側の海域で、北韓が2日に発射した弾道ミサイルの残骸とみられる物体を回収したと明らかにしました。現在、関係機関が分析を行っているということです。

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