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南北の主張対立 安保理で哨戒艦事件説明会

Write: 2010-06-15 11:35:50

国連安全保障理事会は現地時間で14日、哨戒艦「チョナン艦」沈没事件について非公式会合を開き、南北の主張を聞きましたが、この場で韓国側は各種の資料を示して、事件は北韓の魚雷攻撃によるものだと説明したのに対し、北韓側は事件にはかかわっていないとして、双方の主張は真っ向から対立しました。
安保理の非公式会合では、韓国側の説明から始まり、アメリカなど外国の専門家も加わった韓国の合同調査団のユン・ドギョン団長が、事件の概要と明らかになった点を哨戒艦の攻撃に使われた魚雷のスクリューを海底から引き上げた際の動画なども示しながら説明し、続いて質疑応答などがおよそ2時間にわたって行われました。
その後、北韓のシン・ソンホ国連大使は「われわれは哨戒艦沈没事件と関係がなく、韓国が示した証拠は非科学的で納得がいかない」と主張しました。
南北の説明についてフランスとアメリカは韓国の調査団の調査内容を支持し、北韓に対する強力な懲戒が必要だと述べたのに対して、中国とロシアは慎重な姿勢を示したと、非公式会合に出席した国連関係者が明らかにしました。
これについてユン・ドギョン団長は会合の後、記者団に対し、「哨戒艦の沈没事件について調査団の調査結果を科学的に十分に説明し、理事国は理解しているようだった」と述べました。
また韓国のNGO団体「参与連帯」が、合同調査団の調査結果に疑問を呈する書簡を、この11日に安保理の議長をつとめるメキシコ大使に送ったことについては「安保理は政府間の協議を行う場であり、市民団体の意見については触れなかった」と述べました。
一方、北韓のパク・トックン国連次席大使は、「われわれは15日、国連本部で記者会見を行い、北韓は哨戒艦沈没事件と関係がないことを明らかにする」と述べました。

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