メニューへ 本文へ
Go Top

G20閉幕 「気温上昇1.5度以内に抑える」共同声明採択

Write: 2021-11-01 11:53:54

Thumbnail : YONHAP News

イタリア・ローマで開かれていたG20=主要20か国首脳会議は31日、気候変動問題について協議し、共同声明を採択して閉幕しました。 
共同声明には、年内に世界人口の40%以上の新型コロナウイルスワクチンの接種を完了し、来年半ばまでに70%の接種を目指すことが盛り込まれました。
また、関心が集まっていた気候変動問題への対応をめぐっては、産業革命前からの気温上昇を1.5度以内に抑えるために努力することで合意しました。
これは6年前のパリ協定での「2度以内に抑える」という合意よりは一歩進展した内容です。
しかし、当初2050年としていた「カーボン・ニュートラル」の目標年次をめぐっては、二酸化炭素をもっとも多く排出する中国やインドなどが強く反発し、「21世紀半ばごろ」という曖昧な合意にとどまりました。
また「脱化石燃料」など具体的な実行課題についても、これといった進展はみられませんでした。
このため31日にイギリス・グラスゴーで開幕した気候変動に関する国際会議=COP26でも、進展は期待できないという声が出ています。
一方、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は31日のG20 首脳会議で、韓国の経験にもとづいて開発途上国への支援を強化する考えを表明しました。
また2050年までに与えられた30年のうち最初の10年が大事だとして、「二酸化炭素の排出量を40%削減する」という韓国の計画を示しました。
文大統領は1日、COP26に出席し、基調演説を行います。
特別首脳会談を皮切りに、12日まで開かれるCOP26では、気候変動に関する90あまりの議題が取り上げられる見通しです。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >