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韓日の「架け橋」李秀賢さんの20周忌追悼式 東京・釜山で開催

Write: 2021-01-27 09:37:52

Thumbnail : YONHAP News

韓国と日本の架け橋になりたいという志を抱いて、日本に留学した李秀賢(イ・スヒョン)さん(当時26歳)が、駅のホームから転落した日本人男性を助けようとして死亡した事故から20年となる26日、東京と釜山(プサン)で追悼式が開かれました。
李さんは、日本に留学していた2001年1月26日、東京のJR新大久保駅でホームから転落した日本人男性を助けようと線路に降り、電車にはねられて亡くなりました。
事故から20年となった26日、JR新大久保駅では追悼行事が行われ、関係者らは、事故を伝えるプレートの前に花をたむけた後、黙とうをささげました。
このあと開かれた追悼式では、母親の辛潤賛(シン・ユンチャン)さんのビデオメッセージが流されました。
母親の辛さんは、ビデオメッセージで、「国境を超える大きな人間愛を実現しようとした息子、スヒョンの夢。その夢を叶えるための取り組みを、これからも応援してほしい」と呼びかけました。
李さんの両親は、李さんが韓国と日本の架け橋になりたいと希望していたことから、見舞い金などをもとに基金を設立し、これまでに日本で学ぶ18の国と地域の留学生998人に奨学金を提供しました。
また、先週、日本駐在韓国大使として赴任した姜昌一(カン・チャンイル)大使も、ビデオメッセージを寄せ、「20年が経った今も、たくさんの人が、色々な形で、韓日の架け橋となった故人のことを記憶し、称えている」として、「韓国と日本は、今の葛藤を乗り越え、より多様な分野で互いに協力し、共生・共栄の関係を築くことができるよう努力するべきだ」と述べました。
この日、李さんの故郷、釜山にあるお墓の前でも、追悼式が開かれ、母親の辛さんや釜山駐在の丸山浩平総領事など20人が参加しました。

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