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韓日米外務次官協議、米「終戦宣言の議論に満足」 共同会見は見送り

Write: 2021-11-18 13:12:13

Thumbnail : YONHAP News

アメリカ国務省のシャーマン副長官は17日(現地時間)、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が国連総会で提案した韓国戦争の「終戦宣言」について、アメリカは韓日両国の協議に満足していると明らかにしました。
これは、シャーマン副長官が、外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官、日本の森健良(もり・たけお)外務事務次官と韓日米外務次官協議を行ったあとの会見で述べたものです。
韓日米3国の外務次官は、7月に続いてワシントンで集まり会議を持ちました。バイデン政権下で2回目です。
ただ、韓日米外務次官協議の記者会見は当初、3国共同で行われる予定でしたが、韓日間に意見の差があり、記者会見にはシャーマン副長官だけが参加しました。
シャーマン副長官は記者会見で、終戦宣言に関する議論など会議の内容に満足しているとし、引き続き協議を続けていく考えを示しました。
終戦宣言の推め方で韓米間に意見のちがいがあったことを意識した発言だとする見方が出ています。
また、協議が終盤に差し掛かっていることを示唆した韓国側とは異なり、具体的な言及はありませんでした。
シャーマン副長官はまた、アメリカは北韓に対して敵対する意図を持っておらず、韓半島の完全な非核化のためには外交と対話が必須だと改めて強調しました。
一方で、北韓がミサイル発射などで国連安保理決議案を違反したことについては制裁を維持する意向も改めて表明しました。
そのほか、中国と対立しているインド太平洋地域の問題についても、南シナ海における航行の自由の保障や台湾海峡での平和と安定維持などについて議論したと明らかにしました。
とくに、国際社会のルールを尊重する重要性についても議論したとして、中国をけん制するとみられる発言をしました。
一方、韓日米外務次官の共同記者会見が見送られたことについて、崔次官は17日(現地時間)、「日本側が韓国の警察庁長が独島(トクト、日本でいう竹島)訪問をした問題で、会見に参加できないという立場を伝えてきた」と明らかにしました。
崔次官はまた「われわれは開催国のアメリカが単独会見で協議の結果を公開することに同意した。協議が重要であるという認識があったからだ」と説明しました。
シャーマン副長官は、3国間の協議とは関連のない、韓日間の問題で記者会見の形が変更されたと説明しました。

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