メニューへ 本文へ
Go Top

韓日米が対北韓連携を強化 韓日協力も進展か

Write: 2022-06-13 11:56:10

Thumbnail : YONHAP News

シンガポールを訪問中の李鐘燮(イ・ジョンソプ)国防部長官は11日、アメリカのオースティン国防長官と日本の岸防衛相と会談し、北韓のミサイルに対処するため共同訓練を再開することで一致しました。
韓日米3か国の防衛相による対面での会談は2019年11月以来で、会談後に共同声明が発表されました。
それによりますと、会談では北韓の核・ミサイル開発について「重大な脅威」という認識が共有され、ミサイルの警戒、探知、追尾をめぐる3か国共同訓練などを行う方針が打ち出されました。
3か国での弾道ミサイルに対する共同訓練は2017年12月以降行われておらず、訓練を再開することで緊密な連携をはかり、北韓への圧力を強める狙いがあります。
一方、開催されるかどうか注目されていた李鐘燮長官と日本の岸防衛相との韓日防衛相会談は開かれませんでした。
2018年12月に日本側が海上自衛隊哨戒機に対し韓国海軍の艦艇がレーダー照射したと主張し、韓国側が逆に日本の哨戒機が韓国海軍の艦艇上空を低空で飛行したと抗議した問題をめぐり、韓日の防衛当局間の信頼関係が崩れたことが影響したものとみられています。
ただ、韓日米3か国が北韓への対応に向けて緊密に連携する方針を打ち出し、アメリカも積極的に仲裁に乗り出していることから、韓日国防当局間の交流も段階的に回復するとの見方もあります。
李鐘燮国防部長官も12日にシンガポールで開かれた「アジア安全保障会議(シャングリラ会合)」で演説し、「日本と真摯な対話を行う意向がある」と述べています。
北韓が7回目の核実験を実施するとの懸念が高まるなか、尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権は日本との関係回復に意欲を示しており、今後、韓日間の安全保障分野での協力が進展するか注目されます。

おすすめのコンテンツ

Close

当サイトは、より良いサービスを提供するためにクッキー(cookie)やその他の技術を使用しています。当サイトの使用を継続した場合、利用者はこのポリシーに同意したものとみなします。 詳しく見る >