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北韓の無人機 先月 大統領室付近まで侵入 国防部の説明一転

Write: 2023-01-05 11:15:55

Thumbnail : YONHAP News

先月26日に韓国の領空に侵入した北韓の無人機のうち1機は、龍山(ヨンサン)にある大統領室からおよそ3キロ離れたところまで近づいていたことがわかりました。  
 
李鐘燮(イ・ジョンソブ)国防部長官は、領空侵犯から二日後の国防委員会で、「北韓の無人機は龍山までは来ていないと確信する」と強調していて、国防部の見解が一転したかたちとなりました。
 
韓国軍の関係者が5日、明らかにしたところによりますと、国防部長官と制服組トップの合同参謀本部議長は、「P-73」と呼ばれる飛行禁止区域内に北韓の無人機が入っていたことを確認したと、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領に4日、報告したということです。
 
「P-73」は、龍山の大統領室や国防部庁舎を中心とする半径3.7キロの飛行禁止区域です。
 
先の国防部長官の発言にくわえ、合同参謀本部も先月29日、野党議員が、北韓の無人機が「P-73」を侵犯したと主張したことに対して、強く否定していました。
 
韓国軍は、北韓の無人機は速度や高度を変えながら飛行しただけでなく、滑走路を使わず、発射台から離陸したため、離陸の察知が難しかったと説明しています。
 
一方、尹大統領は4日、北韓が再び韓国の領土を侵犯する挑発を起こした場合、2018年9月の南北軍事合意の効力停止を検討するよう国家安保室に指示しています。
 
韓国軍は5日午後、江原道(カンウォンド)と京畿道(キョンギド)で、小型無人機の侵入に対応する訓練を行う予定です。

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