尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が来月26日から、国賓としてアメリカを訪問すると、アメリカ・ホワイトハウスが現地時間の7日、明らかにしました。
ホワイトハウスの報道官によりますと、尹大統領は4月26日にアメリカを国賓訪問する予定で、バイデン大統領との首脳会談や国賓晩餐会が予定されているということです。
韓国の大統領がアメリカを国賓訪問するのは、2011年の李明博(イ・ミョンバク)元大統領以来12年ぶりです。
バイデン政権での国賓訪問は、去年12月のフランスのマクロン大統領に続き2例目だということで、韓米同盟70周年を記念するものだということです。
韓国の大統領室も7日、尹大統領が来月26日から訪米すると発表しました。
大統領室によりますと、アメリカ議会での演説も予定されているということです。
韓国の大統領がアメリカを国賓訪問したのは合わせて6回で、このうち上下両院合同会議での演説は、5回行われました。
尹大統領は今回の国賓訪問を通して、70周年を迎える韓米同盟をはじめ、インド太平洋地域の中核的な国として、拡大抑止を含めた安全保障、経済、文化など様々な分野における協力の強化に乗り出すものとみられます。
また、徴用工問題をめぐる韓国政府の解決策の発表をきっかけに、韓日米3か国の協力強化も主な議題となる見通しです。
経済分野では、韓国企業が被害を被るとみられるインフレ抑制法などが主な議題となる見通しです。