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韓国チームの幹細胞分化法 国際標準に選定

Write: 2010-10-20 15:29:26

難病治療の核心技術として幹細胞が注目されていますが、韓国の研究チームが開発した細胞分化法が国際標準に選定されました。
教育科学技術部の細胞応用研究事業団は、20日、先月イギリスで開催された国際幹細胞フォーラムで検討した結果、胚性幹細胞から神経細胞をつくり出す技術として、韓国の研究チームが開発した細胞分化法が、国際標準として選定されたと発表しました。
これによって、今後の世界の幹細胞関連研究は、韓国の研究チームが開発した分化法で行われることになりました。
幹細胞は、ある細胞に変化するようにという信号を受けると、特定の細胞に分化して、心臓筋肉の細胞や神経細胞などに変わっていく能力を持っている細胞で、幹細胞を分化させる技術は、難病の治療に大きく貢献すると期待されています。
今回開発された方法は、胚性幹細胞を培養する過程で2つの信号抑制剤を投与し、幹細胞が筋肉など他の細胞に分化せず、神経細胞だけに分化できるようにしたものです。
同チームは、今後、今回開発に成功した神経細胞を利用し、脳内の神経が変性して発生するパーキンソン病を患っている患者に、世界で初めて臨床実験を行う計画です。

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