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国産ロケット「ヌリ号」が衛星の軌道投入に成功 世界7番目

Write: 2022-06-21 17:52:51

Thumbnail : YONHAP News

韓国の独自技術で開発したロケット「ヌリ号」は、21日午後4時に打ち上げられ、目標の高度に到達したあと、ヌリ号の性能を確認するための性能検証衛星を軌道に乗せることに成功しました。
科学技術情報通信部の李宗昊(イ・ジョンホ)長官は21日、ヌリ号の打ち上げからおよそ1時間10分後に行われた記者会見で「ヌリ号は目標の軌道に到達したあと、性能検証衛星を分離し、軌道投入に成功した」とし、ヌリ号の打ち上げの成功を発表しました。
打ち上げの成功について、李長官は「大韓民国の空が大きく開かれた。大韓民国の科学技術が偉大なる前進を遂げた」と語りました。
3段式の液体ロケットの「ヌリ号」は、打ち上げ13分後に第3段ロケットの燃焼が終了し、最終目標高度の700キロを到達しました。
続いて打ち上げから14分後と15分後に、ヌリ号の性能確認用の衛星とダミー衛星の分離も確認され、打ち上げ19分後に追跡運用が終了しました。
今回の打ち上げに成功したことで、韓国は世界で7番目に1.5トン以上の実用衛星を軌道に打ち上げることのできる国となりました。
今回、ヌリ号の2回目の打ち上げの目標は、性能確認用の衛星と総重量1.5トンのダミー衛星を高度700キロの軌道に投入することで、このためには、秒速7.5キロの軌道速度を達成しなければなりませんでした。
衛星が正常に作動しているかどうかは、打ち上げからおよそ18時間後の22日午前10時ごろに確認できる見通しです。
今回の2回目の打ち上げは、ヌリ号開発事業の最終段階です。
今回の打ち上げでヌリ号がすべての任務を終えることができれば、開発事業は完了し、商用ロケット打ち上げの段階へと進むことになります。
ヌリ号は、今後、来年2023年に3回目の打ち上げが行われるほか、2027年までさらに4回の打ち上げが行われる予定です。

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