韓国、日本、中国の文化担当相が伝統芸術や映画の分野で文化交流を活性化させていくことで合意しました。
韓国、日本、中国の文化担当相は18と19の両日、日本の奈良県で第3回韓日中文化長官フォーラムを開催し、伝統芸術と映画の分野で協力モデルを設ける形で文化交流を活性化することを柱とする「奈良宣言」を採択しました。
それによりますと、3国は韓国の仮面舞踊である「タルチュム」、日本の歌舞伎、中国の京劇など伝統芸術を集めた新しい形の共同芸術の創作を模索するとしています。
3か国はまた、映画の共同制作を増やしていくで合意しました。
また、日本の近藤誠一文化庁長官は、EU＝欧州連合のように毎年「東アジア芸術都市」を指定し、芸術祭を集中的に開催することを提案し、よい反応を得たということです。
3か国はさらに、閣僚級会議を毎年開催し、局長級の実務協議体も設けることにするなど、文化長官フォーラムを実質的に進展させていくことで合意しました。
局長級実務会議は今年上半期に、第4回フォーラムは来年下半期にそれぞれ中国で開催される見通しです。
3か国の文化担当相による会合は、これまで2007年8月に中国、2009年12月に韓国で開催されており、第3回は日本側の事情で延期を重ね、2年余りを経ての開催となりました。

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