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韓国政府発行の債券 保証コストが上昇

ニュース2011-10-07
韓国政府発行の債券 保証コストが上昇

CDS=クレジット・デフォルト・スワップ市場で、韓国政府が発行する外貨建て債券の保証コストが大きく上昇しました。
CDSは、債務不履行にともなうリスクを対象にした金融派生商品で、リスクが高くなればなるほど保証コストも高くなります。
7日のニューヨーク市場で取引された韓国政府の5年満期の外貨建て債券の保証コストは220bpで、9月末に比べて92bp、およそ0.9%高くなりました。
外国為替平衡基金債券の加算金利も大きく上昇し、9月末の時点で2014年満期の債券は242bp、2019年満期の債券は195bpと、前の月に比べてそれぞれ75bp、およそ0.75%上昇しました。
金融専門家は、こうした傾向は韓国の債務不履行などのリスクが高まっているというよりは、ユーロ圏の債務危機による不安心理が拡大しているためだと説明しています。
ただ、実際のリスクとは関係がないにしても、保証コストや加算金利の上昇は債券を発行する際により多くの費用を負担することを意味し、対策が必要との指摘が出ています。

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