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3回目の米朝協議 21日から北京で

ニュース2011-12-17
3回目の米朝協議 21日から北京で

北韓の核問題をめぐる6か国協議の再開に向けたアメリカと北韓との3回目の協議が、来週21、22の両日、北京で行われる予定です。
韓国の政府高官が17日、明らかにしたところによりますと、北韓がこれまで拒否してきたウラン濃縮活動の中止を、一転して受け入れる意向を示したことから、3回目の米朝協議を年内に開催できることになったということです。協議にはアメリカから北韓問題を担当するデイビース特別代表が、北韓からは金桂冠(キム・ゲグァン)第1外務次官がそれぞれ首席代表として臨む予定です。
協議の中で北韓は、寧辺(ヨンビョン)にある核施設でのウラン濃縮活動を暫定的に中止し、これを検証するためにIAEA=国際原子力機関の査察チームの復帰を受け入れる意向を示すものとみられています。
これに先立って、アメリカ政府がおととし以降、止めている北韓への食糧支援の再開について話し合う米朝協議が、今週15、16の2日間、北京で行われ、アメリカが近く北韓に栄養食品を送ることでおおむね合意した模様です。こうしたことから、来週開かれるアメリカと北韓との3回目の協議で、アメリカによる食糧支援と引き換えに、北韓の非核化に向けた具体的な措置が確認された場合、中断している6か国協議は関係国との調整を経て来年2月頃に再開される可能性が出てきました。
北韓は去年11月に北韓を訪問したアメリカの専門家にウラン濃縮を進めていることを明らかにしており、今年7月と10月に2回行った米朝高官協議でアメリカは濃縮活動の中止を要求しましたが、北韓は終始拒否する姿勢を取り続けてきました。

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