北韓が発射を予定している長距離ロケット｢光明星(クァンミョンソン)3号｣が韓国の北西海域に浮かぶ島の上空を通るとされていることを受けて、韓国政府は、万一の場合に備えて住民を避難させることにしました。
北韓が国際機関に通知したところによりますと、ロケットは今月12日から16日までの午前7時から正午までの時間帯に平安北(ピョンアンブク)道鉄山(チョルサン)郡の西海衛星発射場から南に向けて発射され、ロケットの1段目は韓国南西部からおよそ130キロ沖合の東西およそ30キロ、南北およそ80キロの長方形の海域に落下するということです。
しかし、このロケットは白翎（ペクリョン）島や大青(テチョン)島など韓国の北西海域に浮かぶ島の上空を通るため、もしロケットが途中で爆破すればこれらの島に破片が落ちる可能性があります。
このため、韓国政府は、ロケットがこれらの島の上空を通る間、住民を安全な場所に避難させる具体策を講じて、近く管轄する自治体に通知することにしました。

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