フランシスコ法王の8月の韓国訪問に合わせて、韓半島の平和を祈るミサがソウルで開かれ、北韓のカトリック関係者を招待する方向で調整が進められているもようです。
これは、韓国カトリック教会の廉洙政（ヨム・スジョン）枢機卿が29日、ソウルで7つの宗教団体の指導者らを招いて開いた懇談会で明らかにしたものです。
それによりますと、廉洙政枢機卿は、フランシスコ法王が8月に韓国を訪問して行うミサでは、韓国カトリック教会として、北韓のカトリック関係者も含めて、韓国内の仏教やキリスト教など、7つの宗教団体の指導者をミサに招待する方向で調整しているということです。
また、これに関連して、韓国カトリック教会の関係者が今月18日と19日に中国瀋陽で北韓の朝鮮カトリック協議会の関係者と面談し、法王のミサに招待する意向を伝え、北韓側は「検討したうえで、出席するかどうかを回答する」と答えたということです。
今回のフランシスコ法王の韓国訪問にあたっては、廉洙政枢機卿が今月21日に北韓の開城（ケソン）工業団地を訪問していて、韓半島の平和問題に関心を示す法王が北韓または板門店を訪問するかどうかに関心が高まっています。

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