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KBS理事会 吉桓永社長の解任議決

ニュース2014-06-06
KBS理事会 吉桓永社長の解任議決

旅客船の沈没事故をめぐる報道姿勢をめぐって、混乱が続く韓国KBSでは、5日に開かれた理事会がKBSの幹部300人余りに加えて2つの労働組合が求めていた吉桓永(キル・ファンヨン)社長に対する解任案を議決し、ストライキが解除されました。
旅客船の沈没事故の報道をめぐって、KBSでは、吉桓永社長が大統領府青瓦台からの圧力で繰り返し報道内容に介入したとの疑惑が浮上し、報道本部の本部長ら幹部職員300人あまりが社長の退任を求めて役職からの辞意を表明したほか、報道記者らが先月19日から番組制作を拒否し続け、さらに2つの労働組合が先月29日からストライキに入っていました。
こうしたなかで、KBSの理事会では、野党の推薦理事4人が社長として正常な業務ができなくなっているとして、吉桓永社長の解任決議案を提案し、先月28日には表決をいったん先送りしたものの、5日の理事会で、与党側推薦の理事7人と野党側推薦の4人の11人全員が出席して、賛成7反対4で議決したものです。
これにより、2つの労働組合は6日午前5時にストライキを解除し、業務に復帰し、沈没事故をめぐって続いていたKBSの混乱は、ひとまず収束するかたちになりましたが、理事会の決定を経て朴大統領が最終的に決める次の社長人事や、視聴者の信頼回復に向けた取り組みなどが当面の大きな課題になりそうです。

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