10日にミャンマーで開催されるARF＝ASEAN地域フォーラムの議長声明の草案に、北韓の相次ぐミサイル発射について、懸念を表明する内容が盛り込まれているもようです。
これは、日本経済新聞が8日に伝えたもので、声明案は、北韓について、「最近のミサイルの試験的な発射に懸念を表明する」と明記して非難するとともに、北韓の核放棄を盛り込んだ6か国協議の再開を促す内容となっているということです。
また、声明案では、日朝協議を受けて、北韓が日本人拉致被害者の再調査を約束したことを念頭に、「日朝平壌宣言に基づく日本と北韓の最近の対話を歓迎する」と表明し、北韓に一定の配慮を示し、融和姿勢を引き出す狙いがあるものと受け止められているとしています。
さらに、声明案では、中国とフィリピン・ベトナムの対立が続く南シナ海の領有権問題について、「深刻な懸念」を表明するとともに、国際法に基づく平和的解決の重要性を強調しているということです。

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