ソウル市 観光コースの見直しへ
ソウルを訪れる観光客が去年1000万人を超えたなか、ソウルを訪れる観光客の多様化するニーズを満たすためにソウル市が、観光コースの見直しに乗り出しました。
ソウル市が1日、発表したところによりますと、団体旅行より個人旅行が増えていることや、観光客の国籍によって関心分野が異なることなど、観光客の多様化するニーズに合わせて、現在、テーマ別に運営している41の都心観光コースを見直すことにしたということです。
ソウル市が去年からことしにかけて、観光客の実態調査を行ったところ、中国人観光客は、個人旅行より団体旅行が多く、買い物やグルメを好んでいました。
これに対して日本人観光客は、個人旅行の方が多く、K-POPや韓国ドラマなど韓流コンテンツを体験するために訪れる人が多いことがわかりました。
東南アジアからの観光客は、団体旅行が、アメリカやカナダからの観光客は、個人旅行が多く、韓国ならではの伝統文化を体験することを望んでいました。
これを受けてソウル市は、旅行専門家、旅行会社などと協力して、年末まで、歴史、建築、文化芸術、買い物、特徴のある町並み、自然、テーマ観光などのコースに分けて、観光プログラムを開発するということです。
またこれまで人気のあったコースはさらに補います。
徳寿宮(トクスグン)・貞洞(チョンドン)コースには、救世軍中央会館や聖公会大聖堂などの近代建築物や、ソウル市庁の別館の貞洞展望台などを追加するほか、東大門コースには、漢陽都城(ハニャン・ドソン)、東廟(トンミョ)などを新たに加える予定です。
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