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中国 サード配備反対 次官級国防戦略対話白紙化か

ニュース2016-11-08
中国 サード配備反対 次官級国防戦略対話白紙化か

韓国国防部は6日、ことしは韓中次官級国防戦略対話が開かれない可能性があるとしましたが、これは、中国側がアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓半島配備に反対していることと関連しているとみられています。
韓国国防部は6日、「中国側にことしもソウルで韓中次官級国防戦略対話を開催するよう提案したが、まだ返信を受けていない」と発表しました。
2011年から毎年行われている韓中次官級国防戦略対話は、韓国と中国の国防当局間の最高レベル定例会議として、防空識別区域の設定など敏感な問題や、両国の軍事交流方法などについて議論を行っています。
中国国防部は7日夜に行われた記者会見で「在韓米軍のサード配備について、中国は、反対の立場を明確に表明している。中国は韓国との軍関係を重視しており、相互の安保利益を尊重するという土台のもと、国防分野で韓国と交流・協力することを望んでいる」と発表しており、韓国側の提案に答えていないのは、サードの配備と関連しているという立場を明らかにしたものとみられています。
一方、アメリカ国防総省は現地時間の7日、一日でも早くサードを韓半島に配備するとの方針を明らかにしました。
アメリカ国防総省のクック報道官はこの日の定例会見で、「サードの配備は、アメリカと韓国政府が引き続き緊密に協議している事案だ。私たちはできるだけ早くサードを配備することを望んでいる」と述べました。

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