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公正取引委員長候補らの人事聴聞報告書採択ならず

ニュース2017-06-13
公正取引委員長候補らの人事聴聞報告書採択ならず

公正取引委員長候補の金尚祚(キム・サンジョ)氏と憲法裁判所長候補の金二洙(キム・イス)氏に対する国会の人事聴聞報告書は、結局、期限内での採択ができませんでした。
国会の政務委員会は12日、全体会議を開き、公正取引委員長候補の金尚祚氏に対する人事聴聞報告書の採択について話し合う予定でしたが、反対する最大野党「自由韓国党」の委員が欠席したため、会議は開催されませんでした。
金尚祚氏に対する人事聴聞報告書の採択をめぐってはこれまで3回にわたり話し合われましたが、与野党が歩み寄ることができず、期限となっていた12日も合意できませんでした。
また、国会の人事聴聞特別委員会も、憲法裁判所長候補の金二洙氏に対する人事聴聞報告書の採択について議論する予定でしたが、全体会議だけでなく与野党による幹事会議も開くことができず、12日となっていた期限内での採択は実現できませんでした。
外交統一委員会も、与野党4党による幹事会議を開き、外交部長官候補の康京和(カン・ギョンファ)氏に対する人事聴聞報告書の採択について協議したものの、意見の隔たりを埋めることはできず、進展はありませんでした。
康京和氏の人事聴聞報告書の採択は14日が期限となっています。
報告書が採択されない場合、大統領は10日以内の範囲で送付期日を定め、報告書の送付を再度要請できます。再要請の期間にも採択されなければ大統領は国務総理などを除き、任命を強行することができます。
そのため、康京和氏と金尚祚氏に対し、文大統領が引き続き野党の説得に力を入れていくのか、あるいは任命を強行するのか、注目されます。
憲法裁判所長候補の金二洙氏の場合は、国会本会議で任命同意案が可決されなければ任命できません。

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