プロ野球のイ・スンヨブ 引退ツアー始める
今シーズンを最後に現役から引退する韓国プロ野球、三星ライオンズのイ・スンヨブ(40)が、全国をめぐる引退ツアーを始めました。
イ・スンヨブは10日と11日に韓国中部の大田(テジョン)で行われるハンファ戦を手始めに、実質的に全国をめぐる引退ツアーとなる各チームとの対戦で、ファンとお別れのあいさつをします。
韓国プロ野球で引退ツアーが行われるのは、初めてです。
イ・スンヨブは20年以上韓国プロ野球を代表するスタープレーヤーとして活躍し、韓国では「国民的打者」「アジアの大砲」と呼ばれ、所属チームだけでなく、ほかのチームのファンからも愛されてきました。
このためイ・スンヨブには、三星だけでなく韓国プロ野球のほかの9の球団からも特別なプレゼントが贈られる予定です。
まず11日の試合前に、KBO=韓国プロ野球委員会とハンファは、イ・スンヨブに記念映像やプレゼントを贈る特別なイベントを用意しているということです。
引退ツアーは、大田に続いて水原(スウォン)、ソウル、仁川(インチョン)、釜山(プサン)など各地の球場をめぐり、シーズンの終わりまで続きます。
イ・スンヨブは、「最後の試合まで本当に最善を尽くした選手だった、という言葉が聞きたい。そうなれば、気持ちよく締めくくることができそうだ」と話しています。
イ・スンヨブは、1995年にプロデビューし、2004年から日本プロ野球のロッテ、巨人、オリックスで活躍し、2012年に三星ライオンズに復帰しました。去年は、韓日通算600本塁打を達成しています。
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