THAAD＝高高度迎撃ミサイルシステムが配備された在韓米軍基地で行われた環境影響評価で、電磁波や騒音が基準値を下回ることが分かりました。
国防部は12日、THAAD配備に伴う環境影響評価の一環として、韓国南東部の慶尚北道星州郡の基地で電磁波や騒音などを測定しました。
それによりますと、レーダーによる電磁波の測定値は0.46％で、基準値を下回りました。
また、レーダーから100メートル離れた場所で測定した騒音は51.9デシベルで住宅街の昼間の騒音基準をやや上回りましたが、周辺の民家は基地から2キロ以上離れていて、国防部は「民家への影響はほとんどない」としています。
この日は、基地から8キロ離れた住宅密集地でも騒音の測定が予定されていましたが、THAAD配備に反対する住民らの集会などで実現しませんでした。
国防部は電磁波や騒音が基準値を下回ったことから、THAAD4基の追加配備を在韓米軍と協議することにしていますが、基地周辺の住民らはより厳密な環境影響評価が必要だとして反発しています。

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