米朝首脳会談開催の可能性が高まっているなか、文在寅（ムン・ジェイン）大統領が「5月の会談は将来、韓半島の平和を作り出した歴史的な道しるべとして記録されるだろう」と語りました。
大統領府青瓦台の報道官が9日、定例の会見で発表したところによりますと、文大統領は、「5月の会談は将来、韓半島の平和を作り出した歴史的な道しるべとして記録されるだろう。南北首脳会談に続いて米朝首脳会談が行われれば、韓半島の完全な非核化は、本格的な軌道に乗ることになる」という見解を示したということです。
文大統領は、「厳しい決断を下した2人の指導者の勇気と知恵に深く感謝する。特に、北韓の金正恩（キム･ジョンウン）朝鮮労働党委員長の会談の提案を快く受け入れたトランプ大統領の指導力は、南北の国民だけでなく、平和を願う世界の人々から称賛されるだろう」と語りました。
また、「韓国政府は、奇跡のように訪れた機会を大事にし、誠実で慎重に、だが遅すぎないように進めていく」と述べました。
さらに、「こうした結果が出るまで関心と愛情を寄せていただいた世界各国の指導者にも感謝の意を伝える」と述べました。
この報道官は、文大統領は、来月末に予定されている南北首脳会談を成功させるために「首脳会談準備委員会」の設置を指示したと明らかにしました。
委員長は、任鍾晳（イム・ジョンソク）大統領秘書室長が務めるということです。

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