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「どこに行くのか知らされなかった」 国連報告官

ニュース2018-07-11
「どこに行くのか知らされなかった」 国連報告官

北韓の人権問題を担当するトマス・キンタナ国連特別報告官は10日、ソウルで会見し、一昨年4月に中国の北韓レストランから集団脱北して韓国に来た従業員の女性12人について、「彼らの意思を尊重しなければならない」と語りました。
2016年4月、中国の北韓レストランから従業員の女性12人が集団で脱北、韓国入りしました。
国連特別報告官はこのほど、従業員の女性らと面談しましたが、面談した従業員の女性の一部は「どこに行くのか知らされない状態で韓国へ来た」と話したことを明らかにしました。
そのうえで、女性らの送還問題について、「彼らの意思を尊重して決定すべきだ」と語りました。
また、女性らが自分の意思に反して拉致されたのなら犯罪とみなすべきだとして、「韓国政府はこの件について独立的に真相調査を進めるべきだ」としました。
女性らとともに韓国入りしたレストランの元支配人の男性は5月、「韓国の情報機関から指示され、従業員らを亡命させた」などとメディアに証言し、亡命は強制されたものだったのではないかとする疑惑が持ち上がっていました。
韓国政府は、「女性らは自由意思で韓国に来た」との立場ですが、国連特別報告官が「女性らの一部はどこにいくのか分からないまま韓国に来た」としたことから、今後の対応が注目されます。
韓国政府関係者は、拉致説を提起した一部メディアの報道について調査しているとしましたが、女性らが自分の意思で韓国に来たのかを確認するための客観的な調査は避けられないものとみられます。
北韓は女性らの送還を求めていますが、北韓が韓国に対して送還圧力を強める場合、鉄道や道路の連結など、南北間の協力事業についての協議にも影響が出る可能性も排除できません。

[Photo : KBS News]

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