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米朝 ARF閣僚会議で接触の可能性も

ニュース2018-07-30
米朝 ARF閣僚会議で接触の可能性も

北韓がアメリカ兵の遺骨を返還したことで、米朝の非核化交渉に弾みとなるのではないかとする期待が高まっていて、30日からシンガポールで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム閣僚会議に関心が寄せられています。
ASEAN地域フォーラムは北韓が加わっている唯一の多国間安全保障協議体で、韓国、アメリカ、中国も加わっていおり、期間中に関係国が接触するのではないかとみられています。
今のところ具体的な日程などは決まっていませんが、南北、米朝、韓米の2国間による外相会談が行われ、続いて南北米3カ国の外相会談が開かれる可能性もあるとされています。
南北外相会談が実現すれば、2007年以来、11年ぶりとなります。
北韓からは李容浩(リ・ヨンホ)外相が出席する見通しで、期間中にアメリカのポンペイオ国務長官と会談する可能性もあります。
ポンペイオ国務長官は平壌を訪問した際、北韓の金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長と会談していて、米朝の外相会談が実現するかどうかに関心が寄せられています。
米朝外相会談が実現すれば、非核化交渉に弾みとなるのではないかとする見方もあります。
李容浩外相は最近、中国の孔鉉佑(こう・げんゆう)外務次官と会談していて、その際に南北米中4カ国による終戦宣言について調整したのではないかとされています。
アメリカは、北韓がミサイル発射場で一部施設の解体に着手し、アメリカ兵の遺骨返還に応じたことを前向きに評価していて、米朝外相会談が実現した際には、終戦宣言など、何らかの形で相応の措置を取る可能性もあるとみられます。

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